発達でこぼこ蜜柑🍊の奮闘記

人生ハードモードでも20代無職女は諦めたくない

20歳で子宮内膜症になった話〜①発覚編〜【卵巣チョコレート嚢胞】

こんばんは。最近2ヶ月ぶりの外出で、かかりつけの婦人科へ行ってきた蜜柑🍊です!(ステイホームしすぎ)

今回の記事は発達障害には関係ありませんが、私の持病のひとつ、「子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢胞)」について書こうと思います。今回は、発覚して薬物治療を開始するまでのお話です。

将来的に、「大学病院受診から手術まで」「入院生活と手術」に関しても書きたいなとふんわり思っております😌

子宮内膜症」と聞いて、どんな病気かピンと来ない方も多いと思います。実際私も、診断されるまでは「子宮内膜症」という病気があることすら知りませんでした。

私の体験談が、このブログを読んでくださる皆様の参考になりますように。

 

【目次】

 

そもそも「子宮内膜症」とは?

子宮内膜症とは、本来子宮の内側にしかなく、生理で排出されるはずの子宮内膜が、子宮の内側以外の場所に発生し、大きくなる病気です。

20代~30代の女性に多いとされ、不妊の原因にもなることがあります。生理のたびに病変部から出血するので、治療しても再発する可能性が高く、閉経するまで付き合っていかなければならないそうです。激しい生理痛が主な症状として挙げられます。

できやすい場所や症状、治療法などの詳しいことは、下記の日本産科婦人科学会のHPがわかりやすいと思いますので、URLを掲載しておきますね。

子宮内膜症|公益社団法人 日本産科婦人科学会

 

私の子宮内膜症はこんな感じでした

子宮内膜症は、子宮の内側以外の場所に発生する病気であると書きましたが、私の場合は、できた部位は「左の卵巣」でした。卵巣にできたものは「卵巣チョコレート嚢胞」というそうです。(🍫溜まった古い血液がチョコレートのように見えることからそう言われているらしい)

 

★学生時代の生理事情

初経は中学1年生の時でしたが、中学時代は「あ、ちょっと痛いな」くらいの、鎮痛剤を飲まなくても乗り越えられる生理痛でした。

「私の生理痛多分人並みだろ」と思っておりました。

ただ、この頃から経血の量は比較的多めで、多い日の夜には33cmのナプキンを付けていても伝い漏れしてパンツが汚れたりしていました。

高校、大学と時が経つにつれて生理痛が徐々に酷くなり、19歳の頃には、腹痛と倦怠感で布団から起き上がれず大学の体育の授業を休んでしまうこともありました。

でも、この頃はまだ鎮痛剤を飲めば我慢できる痛みだったので、なんとか鎮痛剤でやり過ごしていました。

 

★発覚のきっかけとなった事件

しかし、年々生理痛は酷くなる一方。遂に2016年、当時20歳の私に事件が起きました。

その日私は生理1日目の1番辛い日だったのですが、バイトが入っていたので、生理による腹痛をいつものように鎮痛剤でごまかし、自転車に乗ってバイトに行きました。バイト中は業務に集中していたので気が紛れてなんとかできましたが、問題はその後の帰りでした。

道路を自転車で走っていると、必ずどこかに段差があり、その度にガクン!となりますよね。

自転車でバイト先から家に戻るときに、段差で繰り返しガクン!と振動が身体に伝わり、左の下腹部が次第に痛みを増していきました。この段階で鎮痛剤を慌てて飲みましたが、全く効きません。むしろ痛くなる一方。

そしてついには、痛すぎて変な汗をかきながらうずくまって動けなくなるまでに痛みが悪化しました。

うずくまりながら、「このままではここで野垂れ死にかねない。救急車を呼ぼうか…父に助けを求めるか…」と考えていました。痛すぎて頭が回らない中、父親に電話し、タクシーで迎えに来てもらい、自転車は父親に乗ってってもらいました。

無事にタクシーに乗って帰宅でき、家の中で歩けるようにはなりましたが、左下腹部の激痛は変わらずでした。

 

★婦人科を受診した結果

事件の翌日、まだ下腹部の激痛が続いていた私は、かかりつけの近所の婦人科を受診しました。

内診台に上がり、先生に超音波で子宮と卵巣を診てもらいました。内診で卵巣を見た先生の声色が変わり、何か異常があるのではないかと察しました。

 

先生「ん~左の卵巣が腫れてるねぇ…これは子宮内膜症かもしれんね~」

私🍊「えっ!?子宮内膜症…!?」

先生「今日は薬出しとくから。血液検査するで、生理終わったらまた来てね~」

 

正直自分が、耳にしたことがある程度だった「子宮内膜症」と告げられ、頭が真っ白になりました。

 

混乱しながらも子宮内膜症について調べまくり、

●月経困難症治療薬、生理を止める注射、手術などの治療法があること

●閉経まで付き合わなければならないものであること

不妊の可能性があること

を知り、大変な病気になってしまったと絶望した記憶があります…。

 

もう地獄のような生理痛には悩まされたくないと、この受診日からルナベルという月経困難症治療薬(低用量ピル)を飲み始めました。

翌週、生理がほぼ終わった段階でまた婦人科へ行き、血液検査と内診をしてもらいました。
超音波で診てもらうと、やはり腫れており、左の卵巣だけがすごい存在感でした…5cmほどあったみたいです。(普通の卵巣の大きさは2〜3cm)

血液検査をし、そのまた翌週結果を聞きに行ったら、子宮内膜症になると上がる腫瘍マーカーのCA-125が、基準値を大幅にオーバーしていました。

先生によればほぼ子宮内膜症で確定だろうということで、精密検査をしてもらって来いと大学病院を紹介されました。

…この話の続きは、また後の記事で。

 

まとめ

受診のきっかけになったあの日の鎮痛剤が全く効かない痛みと絶望は、恐らく一生忘れないと思います。あれから3年半経った今でも、人生で1番痛くて怖い時間でした。

私の場合は卵巣チョコレート嚢胞が5cmという比較的早期に発見できて、不幸中の幸いでしたが、もっと大きくなって捻れてしまってから発覚する方もいるみたいです。捻れる痛みを想像するだけで鳥肌が…🥶

私が女性の皆様に伝えたいのは、「生理痛酷くなってるな?痛すぎるなおかしいな?」と思ったら、婦人科をなるべく早く受診していただきたいということです。私のケースのように、思わぬ病変が見つかることもあります。

また、生理痛や婦人科系疾患に縁のない男性の方にも、「生理痛が酷い女性がいる」「子宮内膜症という病気がある」ことを知っていただけたら幸いです。女性が婦人科に行きやすい環境になればいいなと思っています。

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!スターやコメントが私の心の励みになります。ありがとうございます。

次はなんのカテゴリになるか分かりませんが、ゆるりと更新できたらなと思います。

では!🍊